おまちかね 広重の東海道

展示内容紹介

今回の展示では、歌川広重の「蔦屋版 東海道五十三次」から22点を展示いたします。広重は、保永堂版の東海道五拾三次のヒットから、その後20種以上の東海道シリーズを描きました。中でもこの「蔦屋版 東海道五十三次」は宿場そのものではない場所が取り上げられていたり、旅人の進行方向や画面の向きが、京都から江戸へと向いている場面も多かったりと、それまでの東海道を描いた作品とは一味異なる趣向が随所にみられます。藤沢宿では、大山詣でに向かう大山道との追分おいわけ(分岐点)にあった「四ツ谷の立場よつやのたてば」が描かれており、宿場以外の場所における当時の藤沢の様子をご覧いただけます。
藤沢宿コーナーでは、江戸時代から続く大山詣おおやまもうでに関連する作品を展示いたします。江戸時代において大変人気のあった大山詣の活気ある様子を感じていただけます。

江の島コーナーでは、浮世絵と近代の銅版画、石版画などで描かれた江ノ島風景、風俗を見比べて、時代ごとの変化を追っていきます。
企画展示コーナーでは、「藤沢宿は歌舞伎の舞台」として、「白浪五人男しらなみごにんおとこ」や「小栗判官おぐりはんがん」など、藤沢にゆかりのある歌舞伎が描かれた浮世絵作品を展示いたします。人気歌舞伎の源流が、藤沢の歴史の中にあったことを再発見していただければ幸いです。

江の島コーナー

歌川広重
六十余州名所図会
相模江之嶋岩屋ノ口

企画展示コーナー

歌川国明
題名不詳(『青砥稿花紅彩画』より
白浪五人男)